丸尾康弘「ハル（鳥のように）」

詳細

作家：丸尾康弘

作品名：ハル（鳥のように）

年代：2024年

技法：楠・彩色・玉眼

サイズ：33.5×14×9cm

サイン：有

プライス：Sold Out

作品について

水色のワンピースのハル。

鳥のごとくポーズを取り、喜怒哀楽を容易に当てはめることのできない複雑な表情を浮かべています。

丸尾康弘は、苦難の多いこれからの日々を背負う子どもたちをしばしば作品の題材とします。

彼らを支える人々の存在を暗示する四本の足、険しい形相ながらも私たちを救済へと導く「不動明王」から引用した瞳や牙。

か弱き子どもの姿に異形の要素が融合し、神秘的な存在感が生まれました。

先行きの見えない未来へ向かって、小さな翼で今まさに飛び立とうとする、前向きな希望を感じる作品です。

意図的に残された彫り跡の温もりや、角度によって見え方を変える造形の面白さも、彫刻ならではの見どころ。

国内外で高い注目を集める彫刻家による秀作を、アートコレクションにいかがでしょうか。