2024-03-12
丸尾康弘「ねこら」
詳細
作家:丸尾康弘
作品名:ねこら
年代:2023年
技法:楠・彩色
サイズ:10×5×7.5cm
サイン:有
プライス:Sold Out
作品について
不敵に微笑む黒いねこら。
前脚を揃えてちょこんと座る姿にまず無条件に親しみを感じるものの、じっくり眺めているとどこか奇怪さを湛えた違和感に気が付きます。
左右で大きさの異なる眼、口元には牙。
本来持ち合わせていない異形の要素は、険しい形相をしながらも私たちを救済し、導いてくれるという「不動明王」をイメージソースとしています。
仏像に対して抱く、畏怖の念にも似た感情が呼び起こされるようです。
黒ねこの姿を借りた神秘の存在が、私たちを見守り、救ってくれているのかもしれません。
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