丸尾康弘「ひつじっこ」

詳細

作家：丸尾康弘

作品名：ひつじっこ

年代：2023年

技法：楠・彩色・玉眼

サイズ：29.5×11.5×11.5cm

サイン：有

プライス：Sold Out

作品について

ひとり静かに佇むひつじっこ。

金色に輝くその眼差しに、喜怒哀楽いずれかの感情を容易に当てはめることはできません。

丸尾康弘は、苦難の多いこれからの日々を背負う子どもたちをしばしば作品の題材とします。

か弱き存在をぬくもりで守ってくれるであろう羊の姿の本作。

しっかりと地を踏みしめる四本の足は、彼らを支える人々の存在や、まだ見ぬたくさんの出逢いを象徴しています。

左右で大きさの異なる眼と口元の牙は、険しい形相ながらも人々を救済へと導く「不動明王」を引用したもの。

先の見えない人生を歩み始めたひつじっこに明王様の御加護の訪れがありますようにと、願いを忍ばせているのかもしれません。

国内外で高い注目を集める彫刻家による、アートコレクションに大変おすすめの作品です。