2023-01-22
小屋哲雄「グレゴリア聖歌」
詳細
作家:小屋哲雄
作品名:グレゴリア聖歌
年代:2021年
技法:ラウンドキャンバスに油彩・コラージュ
イメージサイズ:12.7×12.7cm
額サイズ:20.5×20.5×2.9cm
サイン:有
プライス:お問い合わせください
作品について
中世から伝わるローマ・カトリック教会の古典音楽、グレゴリア聖歌。
現代の楽譜とはひとあじ異なり、四角い音符が並ぶ「ネウマ譜」で旋律と歌詞が記されています。
本作に用いられているのは、グレゴリア聖歌の楽譜がプリントされた紙ナプキン。
作品に既製品をコラージュする行為は、パブロ・ピカソやジョルジュ・ブラックらによる「パピエ・コレ」や、マルセル・デュシャンによって考案された「レディ・メイド」にまで歴史をさかのぼることができます。
楽譜柄の上にはカラフルな色彩が時に画面を塗りつぶすように、時に音符を美しく透かすように、多彩なマチエールで広がっています。
絵の具の厚みが楽譜との間に不思議な遠近感を生じさせ、視覚的なトリックのような面白さを楽しむことができるでしょう。
キャンバスの側面を覆うテープも、フローリング修理用の市販品です。
第一印象から受ける厳かな印象と、現代美術ならではのクリティカルな視点の両方にぜひご注目ください。
落ち着いたブラウンの額に、作家自らがキャンバスをセットして仕上げられています。
お部屋のちょっとしたスペースにも気軽にディスプレイできるサイズです。
インテリアとしてだけでなく、アートをもっと深く知りたくなるきっかけを与えてくれる作品です。
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