内野隆文「肖像」

詳細

作家：内野隆文

作品名：肖像

年代：2022年

技法：古い紙にアクリル

イメージサイズ：19.3×11.8cm

額サイズ：31.8×24.2×2.8cm

サイン：有

プライス：Sold Out

作品について

暗い背景からぼんやりと浮かび上がる人物像。

身にまとう衣装は、中世の聖職者のようでもあり、あるいは艶やかな着物のようでもあります。

表情や性別など、描かれた個人を特定するものを極限まで排除した、まぶたの裏に映る残像を思わせる独特の様相です。

1800年代ドイツにて出版された活版印刷の本のページに描かれた本作。

古書特有のカサカサとした紙質によって、味わい深い皺感や滲みが生じています。

画面全体を眺めた後、ぜひじっくりと近づいて色々な部分をご覧になってみてください。

色彩が幾重にも重なり合う、ノスタルジックな美しい抽象世界をお楽しみいただけます。

繊細な粒飾りのある、幅1.8cmの黒とゴールドの上質な額を合わせています。

ベースに黒い布マットを使用し、作品を際立たせる仕様となっております。

額は、作品のイメージからデザインを起こして制作した、嶋田製作所によるオリジナルフレームです。

丁寧な装飾と落ち着きのある色合いが、作品とぴたりと調和しています。

壁掛けが基本ですが、棚などに立て掛けて飾ることもできます。