2025-04-14

ラウル・デュフィ「『画家への手紙』より 電気の精」

ラウル・デュフィ 画家への手紙 電気の精

詳細

作家:ラウル・デュフィ

作品名:『画家への手紙』より 電気の精

年代:1965年

技法:リトグラフ ed.6000

イメージサイズ:30×47.8cm

額サイズ:51.7×69.7×2cm

サイン:無

プライス:お問い合わせください

作品について

20世紀フランスで活躍した画家、ラウル・デュフィ。

海や馬、明るい室内や音楽を題材とした情景などを軽快で明るい色彩で表現する作風で知られ、絵画だけでなく、版画、書籍の挿画、テキスタイルデザインをはじめとする多彩な作品を残しました。

こちらは、画家の没後10年を記念して作られた追悼画文集『画家への手紙(LETTRE À MON PEINTRE)』に収録された一枚です。

デュフィの原画に基づくリトグラフ18点に加え、ビュッフェやコクトー、ブラック、シャガール、ユトリロ、アポリネールなど、多くの芸術家や文筆家たちから寄せられた追悼文とオリジナル版画を、長年の友人マルセル・ウリーが編纂し、限定部数で刊行した挿画本となります。

リトグラフの刷りは、パリの老舗・ムルロー工房が手掛けました。

本作は、1937年に開催されたパリ万博のためにデュフィが制作した巨大壁画《電気の精》の一部を縮小復刻したもので、挿画本の外函デザインにもメインビジュアルとして採用されています。

描かれているのは、電気の概念と科学技術の進化の歴史、それらの発展に貢献した科学者・技術者・哲学者たち。

ありとあらゆる自然現象が巻き起こる空間に、アルキメデスやアリストテレス、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ニュートンら、誰もが知る偉人たちが同時に集う壮大な絵柄です。

エレガントな装飾の施された幅4cmのアンティークゴールドの額に、デュフィのネームプレートを合わせました。

『画家への手紙』内に二つ折りで収録されていたシートのため、中央にうっすらと折れ目がございます。

ダメージではありませんのでご安心くださいませ。

密度のある描き込みと瑞々しい色遣いが魅力。

飾るお部屋を華やかで知的な雰囲気に演出してくれる作品です。

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