2024-06-09

ラウル・デュフィ「『画家への手紙』より モロッコにて」

ラウル・デュフィ 画家への手紙 モロッコにて

詳細

作家:ラウル・デュフィ

作品名:『画家への手紙』より モロッコにて

年代:1965年

技法:リトグラフ ed.6000

イメージサイズ:17×22.3cm

額サイズ:34.9×40.4×3cm

サイン:版上有

プライス:Sold Out

作品について

20世紀フランスで活躍した画家、ラウル・デュフィ。

海や馬、明るい室内や音楽を題材とした情景などを軽快で明るい色彩で表現する作風で知られ、絵画だけでなく、版画、書籍の挿画、テキスタイルデザインをはじめとする多彩な作品を残しました。

こちらは、画家の没後10年を記念して作られた追悼画文集『画家への手紙(LETTRE À MON PEINTRE)』に収録された一枚です。

デュフィの原画に基づくリトグラフ18点に加え、ビュッフェやコクトー、ブラック、シャガール、ユトリロ、アポリネールなど、多くの芸術家や文筆家たちから寄せられた追悼文とオリジナル版画を、長年の友人マルセル・ウリーが編纂し、限定部数で刊行した挿画本となります。

リトグラフの刷りは、パリの老舗・ムルロー工房が手掛けました。

描かれているのは、モロッコの風景。

広々とした青い空。

山並みを望む美しい街を、人々が行き来しています。

1920年代、デュフィは南仏をはじめ、モロッコ、イタリア、イギリスなど各地を旅し、その土地の自然や暮らしを数多くスケッチしました。

本作は同時期の水彩画を元にしたもので、画面下部には画家による署名とマラケシュの書き込みが刷り込まれています。

光に包まれた豊かな自然と、異国情緒溢れる建造物が織り成す独特の景観に惹かれ、すばやく画面に留めようと絵筆を走らせたデュフィの姿を想像させられる一枚です。

ホワイトのラッカー塗装が施された木製額を合わせました。

絵柄の世界観を引き立てる爽やかな仕上がりとなっております。

飾る場所を選ばない小ぶりなサイズも嬉しいポイント。

アートコレクションとしてはもちろん、大切な方への贈り物にもおすすめです。

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