2024-01-18
加山又造「『東京藝術大学 2001年カレンダー』より 上野のカラス」

詳細
作家:加山又造
作品名:『東京藝術大学 2001年カレンダー』より 上野のカラス
年代:2000年
技法:エッチング ed.400
イメージサイズ:7.5×7.5cm
額サイズ:31.3×31.3×3.3cm
サイン:版上有
プライス:Sold Out
作品について
戦後の日本画壇を代表する画家・加山又造による銅版画作品です。
東京藝術大学では、版画研究所が中心となり1960年代半ば頃から毎年恒例でカレンダーが制作されてきました。
こちらは、加山又造を含む計14名のアーティストが参加し、限定部数で発行された1992年版からの一作です。
「カラス」は加山又造がライフワークとして描いたモチーフのひとつで、画家の自画像としての側面もあると言われています。
シンプルを極めながらも特徴をよく捉えたシルエット。
真四角の画面の中で静かに佇む姿は、シンボリックなオーラを湛えています。
黒×ゴールドのクラシカルな額に、面金加工のあるベージュの布マットが合わせてあります。
裏板には作家の略歴がございます。
額の角部分に小さなアタリと補彩跡、布マットの継ぎ目には僅かな開きが見られますが、展示上ほとんど気にならない程度と判断しております。
版面には気になるダメージはなく、全体としてはコンディション良好です。
小さな画面の中に加山又造らしさの詰まった作品は、アートコレクションやセンスの光る空間演出におすすめです。
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