2023-02-24
田村雅紀「実りの季節」

詳細
作家:田村雅紀
作品名:実りの季節
年代:2019年
技法:石粉粘土・木材・貝殻・ドライフラワー・電球・アクリル・油彩
サイズ:25×10×10cm(台座含む)
サイン:印有
備考:電球1個付
プライス:Sold Out
作品について
やわらかな乳白色。
陽が沈み、家々の明かりがぽつりぽつりと灯るように、卵の殻にも似た滑らかな肌からいくつもの小さな光がこぼれます。
貝殻や植物が色とりどりに実りながら顔を出し、外の世界へ向かって深呼吸しているようです。
前衛舞踏(Butoh)に造詣がある作家・田村雅紀は、その思想を制作にも引用すると言います。
ここでその考え方の多くは語りませんが、繊細な脚で大きな球体を支える佇まいや、枯れゆく素材を意図的に用いる姿勢に、作品作りのヒントを見ることができるでしょう。
「動」と「静」、「生」と「死」、「光」と「闇」。
対極にある物事を色々な角度から考えさせられる、卓上ランプ型の作品です。
周囲の明るさや、電球の点灯・消灯に応じて、ガラッと異なる印象を楽しめるのも魅力。
寝室や書斎での静かなひと時の演出に、あるいは個性的な空間作りのポイントに、いかがでしょうか。
関連記事