佐上まりこ「境界」

詳細

作家：佐上まりこ

作品名：境界

年代：2023年

技法：キャンバスにアクリル絵具・透明水彩・ミクストメディア

イメージサイズ：41×31.8cm（F6号）

サイン：有

プライス：Sold Out

作品について

分厚く重なる白い空間に浮かぶのは、車輪の付いたシカの人形。

幼少期の画家にとって、コロコロと紐で引っ張って遊ぶおもちゃはごく身近なものだったそう。

けれども地域や世代の差によって、「当たり前」が「当たり前ではない」ものと知り、違和感やギャップを感じる。

そうした些細ながらも心がほんの少しざわめく想いが、「境界」という画題に込められています。

残像のごとく擦れたシカのシルエットは、遠い日の朧げな情景がぼんやりと浮かぶ姿のよう。

懐かしく、あたたかで、かすかな痛みを含んだ過去のイメージ。

誰もが心にしまい込んだ記憶の扉がそっと開かれるかのような作品です。

額装はされておらず、ピンやフックで壁にかけたり、棚の上などに立て掛けてディスプレイすることができます。

ご自宅のアートコレクションや、大切な方への贈り物に、いかがでしょうか。