2023-10-24
アンリ・マティス「筆のデッサン展」

詳細
作家:アンリ・マティス
作品名:筆のデッサン展
年代:1983年
技法:リトグラフポスター
シートサイズ:69.2×43.2cm
額サイズ:72.4×46.4×3cm
サイン:無
プライス:Sold Out
作品について
フランスが生んだ20世紀最大の巨匠のひとり、アンリ・マティス。
当時誰もを驚かせた大胆な色遣いによって「色彩の魔術師」と称され、フォーヴィスム時代の代表作や、切り絵による作品をテーマにした作品集『ジャズ』など、記憶に残る数々の名作を残しました。
本作は、1983年にパリ・ベルクグリューン画廊で開催された展覧会「マティス 筆のデッサン展」のために制作された告知用のリトグラフポスターで、刷りはパリの老舗・ムルロー工房によるものです。
晩年のマティスは、カラフルな色紙を用いた切り絵シリーズと並び、絵筆を使った白黒デッサンも熱心に手掛けました。
不自由な体に抗いながら、長い棒の先に筆を固定して描くスタイルは、残された写真などの記録からもよく知られています。
絵柄になっているのは、1950年作のデッサン。
しなやかな色気を湛えたモデルの姿が、墨ならではの濃淡と抑揚が効いた太い線で捉えられています。
デッサン下部には、当時のマティスによるサインと日付、テキストの刷り込みがございます。
シートには、よく見るとごくわずかなヨレや手跡等の経年変化がありますが、ヤケやシミなどは見られず、発色も良好の美品です。
幅2cmのホワイトのラッカー塗装の額が合わせてあります。
鮮やかな葡萄色のカラーを引き立てる、爽やかな仕上がりとなっております。
希少なアートポスターのコレクションとして、あるいはご自宅やオフィスのモダンな装いに、いかがでしょうか。
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