2024-01-25
湖畔の幼子イエスのアンティーク祈祷書
詳細
種別:アンティーク
品名:湖畔の幼子イエスのアンティーク祈祷書
国:ドイツ
年代:1901年
素材:書籍(樹脂コーティング表紙)
サイズ:9.4×6×2.2cm
備考:オリジナルケース付
備考:挿画1点・紙片1点入
備考:装飾品は含みません
プライス:Sold Out
作品について
ドイツの都市・ヴィンターベルクで出版されたアンティーク祈祷書です。
祈祷書とは、教会の認可を受けて作られるミサの手順や聖句、祈祷文などを収めた書物のことで、聖書とは区別されています。
表紙に描かれているのは、両手を広げる幼子イエス。
場面はおそらくイスラエルのガリラヤ湖でしょう。
パンと魚を増やして大勢の人々に食料を分け与えたり、水面の上を歩いたり、数々の奇跡が起こった聖地として知られています。
艶のある樹脂コーティングが施されたアイボリー色の表紙は、高価な象牙を模したもの。
製本テープに似た布製の本体に取り付けた装丁です。
巻頭には、頬を寄せ合う聖母子のモノクロ挿画が1点添えられています。
クラシカルな飾り文字や、文中に時折登場する小さなイラストも見どころです。
当時の持ち主が残したペンによるドイツ語の書き込みを解読してみるのも楽しそう。
黒い紙製のオリジナルケースが附属します。
外函がそのまま残っている祈祷書は珍しく、長い年月を大切に受け継がれた一冊であることが窺えます。
また本の間には、祈りの言葉や司教の姿が記された紙片が1枚挟んであります。
120年以上もの時を経たとても古い書籍のため、小傷やスレ、ヤケやシミなどの経年変化が育っています。
こうしたコンディションにアンティークならではの味わいを感じていただける方に、お持ちいただけましたら幸いです。
宗教系アンティークのコレクションや、センスの光る空間演出に、いかがでしょうか。
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