初聖体拝領式の証明書 D
詳細
種別:アンティーク
品名:初聖体拝領式の証明書 D
国:アメリカ
年代:1912年
技法:リトグラフ・他
シートサイズ:35.6×21.5cm
額サイズ:37.6×23.4×1.2cm
プライス:Sold Out
作品について
「聖体拝領」とは、イエス・キリストが最後の晩餐の場で、弟子たちにパンと葡萄酒を自らの身体と血だと言って分け与えたことに由来する、カトリック教会のミサで行われる聖餐式のことです。
毎回のミサで神父から聖体を受け取ることが許されるのは、洗礼と初聖体を迎えた信者のみとされています。
おおよそ8~9歳前後になると教会から「初聖体拝領式」に招待され、正式にカトリック教徒になることができるのです。
こちらは、カトリック教会において大切な意味を持つこのセレモニーを受けたことを証明する書類です。
イエスに寄り添う女性は、おそらくマグダラのマリア。
彼女のアトリビュートである香油壺と共に描かれることが通例ですが、本作では聖体拝領にちなみ、杯とパンの欠片に置き換えられています。
イエスから聖体を受け取るマグダラは、妖艶な美しさを湛えています。
幼気な子どもたちの記念すべきセレモニーの証にしては、少々官能的な印象を感じてしまうのは邪推でしょうか。
下部には、初聖体拝領を受けた者の名前と日付が直筆で記されています。
当時にセットされたであろうゴールドのフレームに入っています。
表面の保護板や吊り金具はなく、裏面も段ボールで留められた簡易仕様です。
ごく軽量で割れの心配もないため、棚などに安心して立て掛けて飾っていただけると思います。
シートのヤケ・シミやヨレ、額にも小傷等の経年変化が見られます。
100年以上の年月を経た古いものならではの味わいとして、予めご理解くださいませ。
宗教系アンティークのコレクションや、個性的な空間演出にいかがでしょうか。