2023-11-21

ウラジーミルの生神女

ウラジーミルの生神女

詳細

種別:アンティーク

品名:ウラジーミルの生神女

国:アメリカ

年代:1900年代半ば

技法:リプロダクション・プリント

イメージサイズ:24.5×19cm

額サイズ:37.8×32.8×4.5cm

プライス:お問い合わせください

作品について

ハリストス(キリストのギリシャ語読み)に頬を寄せる生神女(ロシア正教会で聖母マリアを指す呼称)が描かれたイコンです。

この構図は、「エレウサ型(憐みの意味)」と呼ばれる、ロシア正教会における典型的な図像のひとつ。

中でも12世紀頃にビザンチン帝国からロシアのウラジーミル地方にもたらされた《ウラジーミルの生神女》は、ロシアの画家たちの手本となり、今も世界中で模写され続けています。

我が子への限りない愛情、来たる受難に対する嘆き、そして全人類への慈愛を表す、イコンの傑作と言われる作品です。

本作は、幾度も模写され後世に受け継がれてきた《ウラジミールの生神女》のひとつを、1900年代半ばに復刻プリントしたものです。

硬さのある聖母子の描写、金地に浮かぶ崇高な色彩、原画に残る画面の亀裂まで、忠実に再現されています。

繊細な彫りのあるヴィンテージ額を合わせ、表面は光沢のある樹脂素材で保護されています。

額の裏面には、贈り主と持ち主の名前と共に「Merry Xmas 1970」の書き込みが残っているため、作品はそれより以前に作られたものと判断できます。

クリスマスのギフトに聖画を贈った人、美しき聖母子像を永く大切に所有していた人。

とあるアメリカの人々の物語に、静かに想いを馳せたくなる一作です。

額には経年による傷が随所に見られますが、版面には目立つヤケやシミ等のダメージはございません。

宗教系アイテムのコレクションや、個性的な空間演出の一役に、いかがでしょうか。

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