2023-10-14
葡萄と桃のある静物

詳細
種別:アンティーク
品名:葡萄と桃のある静物
年代:1900年代半ば
技法:キャンバスに油彩
イメージサイズ:20.5×25.5cm
額サイズ:38.8×43.7×5cm
備考:ヴィンテージフレーム付
プライス:Sold Out
作品について
卓上に置かれた葡萄と桃。
瑞々しく張りがあり、表面を濡らす水滴には光が反射しています。
右上からの光源によって、画面には奥深いキアロスクーロ(明暗)が生まれました。
暗い背景にモチーフが浮かび上がる描写は、西洋の古典的な静物画に倣うものでしょう。
つかの間の美しさもいずれは朽ち、一様に死にゆく運命。
古来より静物画という題材に託された「ヴァニタス(儚さ)」の寓意を、画家の筆運び一つひとつに感じます。
右下には画家のサイン(macan?)がございます。
国や正確な年代は不明ですが、絵の具や額のコンディションから判断し、1900年代半ば頃に描かれた古い絵画だと思われます。
額は、角花様式のクラシックなヴィンテージ品です。
表面保護板や裏板等はありません。
木枠に張られたキャンバスへのダメージを防ぐため、裏面に紙製ボードをネジで固定する処置を施しております。
画面や額には、所どころに小傷やスレ、金具跡等の経年変化が残っています。
古いものならではの味わい深い魅力として、予めご理解くださいませ。
少し暗めのあたたかな光がよく似合う、落ち着きのある作品です。
書斎や寝室の彩りに、または大切な方への贈り物に、いかがでしょうか。
関連記事