2024-06-19
浜口陽三「毛糸と編み棒」

詳細
作家:浜口陽三
作品名:毛糸と編み棒
年代:1964年
技法:メゾチント ed.Essai
イメージサイズ:23.3×53.6cm
額サイズ:53.2×75.6×2.2cm
サイン:有
プライス:Sold Out
作品について
日本を代表する銅版画家・浜口陽三によるメゾチントです。
深遠なる黒の空間に佇む、毛糸と編み棒。
かすかな光を受けて、暗闇からじんわりと浮かび上がります。
背景に溶け込むように描かれた立体感のある表現は、銅板に刻んだ無数の痕跡の賜物。
ごく身近なモチーフが、浜口陽三の手を介することで、静寂に満ちた崇高で神秘的な世界観へと変容した、大変美しい秀作です。
マージンには作家の直筆サインとエディションの書き込みがございます。
本作は総部数50部の内の「Essai版(試し刷り版)」に当たります。
幅1.5cmのブラウンの木製額は、高級額の有名店「YATAYA」によるものです。
古い額のため所どころに小傷がございますが、希少な額を活かすため、そのままの状態でご紹介しております。
裏板には年代入りの「YATAYA」のシールが残っており、作品の発表当時に額装されたものと考えられます。
表面はガラス板からアクリル板へ交換をいたしました。
また、シートには若干のヤケやスレ、微細のシミや波打ちなどの経年変化が見られます。
額装した状態ではほとんど気にならない程度と判断しておりますが、60年もの年月を経た古い作品の特性として、予めご了承くださいませ。
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