2024-03-12
丸尾康弘「亜空魔」
詳細
作家:丸尾康弘
作品名:亜空魔
年代:2024年
技法:楠にアクリルガッシュ
イメージサイズ:18.6×10.5×2.8cm
サイン:有
プライス:Sold Out
作品について
私たちの心に同居する「てんし」と「あくま」。
小さな角や牙には、子どもたちが見せる無邪気な残酷さが滲み出ています。
大人になるに従って次第に薄らいでいく悪戯な要素を、むしろ多難な人生に挑む武器として捉え、肯定しているようにも思える一作です。
悪魔になることをためらいながらも、ならざるを得ないことに葛藤する「亜空魔(あくーま)」。
小さな炎を手に、辺りを照らそうしているのか、あるいは暗い洞窟の中へと進もうとしているのか。
孤独と静寂に満ちた世界観と対峙することで、灯を消してはいけない大切なものの存在に改めて気づかされます。
本作は、楠の板にアクリルガッシュで描いた作品です。
厚みのある板の側面にも彩色が施され、立体と平面両方の魅力を楽しむことができます。
裏面は、縁を残して溝をくり抜いた仕上げとなっております。
上部に開けた2つの穴に釘を挿し入れたり、フックに縁部分を引っ掛けて壁に展示することが可能です。
関連記事