2024-03-10
丸尾康弘「亜空魔」

詳細
作家:丸尾康弘
作品名:亜空魔
年代:2024年
技法:楠・彩色
サイズ:22.1×6.5×1.3cm
サイン:有
備考:磁石2個付
プライス:Sold Out
作品について
「木彫スケッチ」シリーズより。
彫刻家・丸尾康弘は、木彫の制作に取り掛かる際、まず四角い木材の正面と右側面に下絵を描きます。
本シリーズは、木を彫り進めていき最終的に切り落とされたこの下絵部分に彩色をした作品です。
描かれているのは、悪魔になることをためらいながらも、ならざるを得ないことに葛藤する「亜空魔(あくーま)」。
角と牙を持つなんとも愛らしい姿で、周囲をいぶかしげに探りつつ、次はどんな悪戯をしようかと思い巡らせているようです。
鉛筆による輪郭線やさらりと重ねた彩色に、スケッチならではの臨場感を感じます。
彫刻としての命を吹き込まれる一歩手前の瞬間を切り取った、立体と平面の狭間を思わせる一作です。
裏面には磁石が取り付けられているため、画鋲を刺した壁面や冷蔵庫など、色々な場所に気軽に展示してお楽しみいただけます。
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