2025-10-15

内野隆文「冬の旅」

内野隆文 冬の旅

詳細

作家:内野隆文

作品名:冬の旅

年代:2025年

技法:キャンバスにアクリル

イメージサイズ:33.3×24.2cm(F4号)

額サイズ:45.5×36.2×6.5cm

サイン:有

プライス:お問い合わせください

作品について

「肖像」シリーズについて

肖像は、かつてどこかに存在したかもしれない者たちの残影である。

時を経てその存在した事実が薄らいでいくように、時代も地域も、ときに性別すら不明瞭にした。

その人物を知る術はもはや無いが、彼らは皆、静かに凛とした佇まいを永遠に守っている。

古典的宗教画がイメージの土台にあり、それは1人の聖人が描かれた小さな板絵である。

誰かが大切に所有し、その家族が数百年にわたって祈りをささげてきた。

板は反って亀裂が入り、絵具は色褪せて所々剥がれている。

しかし聖人の美しさは褪せることなく、むしろ長い年月を耐えいっそう美しく、朽ちてなお崇高である。

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静寂に包まれた冬の夜。

終わりのない、長い長い旅は続く。

美しい彫り飾りのあるゴールドの額に入っています。

画面に漂う神聖な世界観が、忙しない日常に安らぎと救いをもたらしてくれる一作です。

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