2025-03-01

内野隆文「南十字星」

内野隆文 南十字星

詳細

作家:内野隆文

作品名:南十字星

年代:2024年

技法:キャンバスにアクリル

イメージサイズ:22.7×15.8cm(SM)

額サイズ:36.7×29.8×4.5cm

サイン:有

プライス:お問い合わせください

作品について

「肖像」シリーズについて

肖像は、かつてどこかに存在したかもしれない者たちの残影である。

時を経てその存在した事実が薄らいでいくように、時代も地域も、ときに性別すら不明瞭にした。

その人物を知る術はもはや無いが、彼らは皆、静かに凛とした佇まいを永遠に守っている。

古典的宗教画がイメージの土台にあり、それは1人の聖人が描かれた小さな板絵である。

誰かが大切に所有し、その家族が数百年にわたって祈りをささげてきた。

板は反って亀裂が入り、絵具は色褪せて所々剥がれている。

しかし聖人の美しさは褪せることなく、むしろ長い年月を耐えいっそう美しく、朽ちてなお崇高である。

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空に浮かぶ十字架に祈る。

明日もまた、星が世界を照らしますように、と。

赤みのある滑らかな黒の額を合わせました。

ブロック状のゴールドの飾りが落ち着きのある華やぎを添えています。

あたたかい風が吹くかのような、穏やかな静寂を感じる一作。

アートコレクションとしてはもちろん、書斎や寝室のクラシカルな装いにもおすすめです。

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