2024-10-23
内野隆文「肖像」
詳細
作家:内野隆文
作品名:肖像
年代:2023年
技法:古い紙にアクリル
イメージサイズ:19.3×11.8cm
額サイズ:27.6×20×2.5cm
サイン:有
プライス:お問い合わせください
作品について
「肖像」シリーズについて
肖像は、かつてどこかに存在したかもしれない者たちの残影である。
時を経てその存在した事実が薄らいでいくように、時代も地域も、ときに性別すら不明瞭にした。
その人物を知る術はもはや無いが、彼らは皆、静かに凛とした佇まいを永遠に守っている。
古典的宗教画がイメージの土台にあり、それは1人の聖人が描かれた小さな板絵である。
誰かが大切に所有し、その家族が数百年にわたって祈りをささげてきた。
板は反って亀裂が入り、絵具は色褪せて所々剥がれている。
しかし聖人の美しさは褪せることなく、むしろ長い年月を耐えいっそう美しく、朽ちてなお崇高である。
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1800年代ドイツの活版印刷による古い本のページに着彩した作品です。
背景からぼんやりと浮かび上がる、匿名の人物。
かすかに透ける活字や、キラキラと輝く深みのある色彩が美しい作品です。
切り込み模様の彫りのある、幅1.5cmのゴールドの額に、黒い布マットを合わせました。
赤味のある落ち着いた金色は、作品の色やアンティークペーパーの風合いともよく調和しています。
額は、作品のイメージを元に制作した、嶋田製作所によるオリジナルフレームです。
壁掛けが基本ですが、棚などに立て掛けて飾ることもできます。
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