2024-10-23

内野隆文「冬の旅」

内野隆文 冬の旅

詳細

作家:内野隆文

作品名:冬の旅

年代:2023年

技法:キャンバスにアクリル

イメージサイズ:22.7×15.8cm(SM)

額サイズ:34×27×4.4cm

サイン:有

プライス:お問い合わせください

作品について

「肖像」シリーズについて

肖像は、かつてどこかに存在したかもしれない者たちの残影である。

時を経てその存在した事実が薄らいでいくように、時代も地域も、ときに性別すら不明瞭にした。

その人物を知る術はもはや無いが、彼らは皆、静かに凛とした佇まいを永遠に守っている。

古典的宗教画がイメージの土台にあり、それは1人の聖人が描かれた小さな板絵である。

誰かが大切に所有し、その家族が数百年にわたって祈りをささげてきた。

板は反って亀裂が入り、絵具は色褪せて所々剥がれている。

しかし聖人の美しさは褪せることなく、むしろ長い年月を耐えいっそう美しく、朽ちてなお崇高である。

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星が瞬く夜。

銀色の髪の人物が、ひんやりと凍てついた冬の空に溶け入るかのごとく佇んでいます。

シャンパンゴールドのようなニュアンスのあるシルバーの額に、黒い布マットが合わせてあります。

静寂に満ちた幻想的な世界観は、書斎や寝室で一日を振り返る際に眺めれば、心を穏やかにしてくれることでしょう。

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