ラウル・デュフィ「『画家への手紙』より 鳥」

詳細
作家:ラウル・デュフィ
作品名:『画家への手紙』より 鳥
年代:1965年
技法:リトグラフ ed.6000
イメージサイズ:30×24cm
額サイズ:44.6×38.5×3.3cm
サイン:無
プライス:Sold Out
作品について
20世紀フランスで活躍した画家、ラウル・デュフィ。
海や馬、明るい室内や音楽を題材とした情景などを軽快で明るい色彩で表現する作風で知られ、絵画だけでなく、版画、書籍の挿画、テキスタイルデザインをはじめとする多彩な作品を残しました。
こちらは、画家の没後10年を記念して作られた追悼画文集『画家への手紙(LETTRE À MON PEINTRE)』に収録された一枚です。
デュフィの原画に基づくリトグラフ18点に加え、ビュッフェやコクトー、ブラック、シャガール、ユトリロ、アポリネールなど、多くの芸術家や文筆家たちから寄せられた追悼文とオリジナル版画を、長年の友人マルセル・ウリーが編纂し、限定部数で刊行した挿画本となります。
リトグラフの刷りは、パリの老舗・ムルロー工房が手掛けました。
デュフィは同時代にパリで活躍したファッションデザイナー、ポール・ポワレとの出会いを契機に、1912年から16年間、リヨンの絹織物製造業ビアンキーニ=フェリエ社と契約し、衣服や家具のためのテキスタイルデザインに携わります。
本作の原画となっているのは、当時デュフィが手掛けたテキスタイルのデザイン画です。
鳥かご、翼を広げる鳥、蝶や植物。
青地に配されたモチーフはみなカラフルで、光を受けるかのごとく明るく、リズミカルです。
美術と工芸をデュフィならではのデザインセンスで巧みに融合させた絵柄は、時が経った今も色褪せることなく、洗練されたモダンな印象を感じさせます。
幅2cmほどのマットなホワイトの木製額に、デュフィのネームプレートを合わせました。
洒落た絵柄をすっきりと際立たせる仕上がりとなっております。
アートコレクションとしてはもちろん、大切な方への贈り物にもおすすめです。