2024-05-03

ラウル・デュフィ「『画家への手紙』より 幕間」

ラウル・デュフィ 画家への手紙 幕間

詳細

作家:ラウル・デュフィ

作品名:『画家への手紙』より 幕間

年代:1965年

技法:リトグラフ ed.6000

イメージサイズ:17.4×23.1cm

額サイズ:37.6×42.1×2.1cm

サイン:版上有

プライス:お問い合わせください

作品について

20世紀フランスで活躍した画家、ラウル・デュフィ。

海や馬、明るい室内や音楽を題材とした情景などを軽快で明るい色彩で表現する作風で知られ、絵画だけでなく、版画、書籍の挿画、テキスタイルデザインをはじめとする多彩な作品を残しました。

こちらは、画家の没後10年を記念して作られた追悼画文集『画家への手紙(LETTRE À MON PEINTRE)』に収録された一枚です。

デュフィの原画に基づくリトグラフ18点に加え、ビュッフェやコクトー、ブラック、シャガール、ユトリロ、アポリネールなど、多くの芸術家や文筆家たちから寄せられた追悼文とオリジナル版画を、長年の友人マルセル・ウリーが編纂し、限定部数で刊行した挿画本となります。

リトグラフの刷りは、パリの老舗・ムルロー工房が手掛けました。

描かれているのは、コンサートの幕間の場面。

音楽一家に育ったデュフィは、1940年代以降オーケストラを主題とした作品に生涯繰り返し挑みました。

まさに演奏が行われているシーンではなく、つかの間の休憩時間を捉えた本作では、立て掛けられた楽器や人物不在の椅子、腕時計を眺める奏者など、幕間ならではの肩の力が抜けたような臨場感が感じられます。

高い視点から俯瞰した構図や、さらさらと流れるような洒落た色彩感覚に、デュフィ独自の世界観を見ることができるでしょう。

丸みのあるかまぼこ型のブラウンの額に、ベージュのマットを合わせました。

額のエッジ部分には面金デザインが施され、クラシカルで上品な印象です。

飾る場所を選ばない小ぶりなサイズも嬉しいポイント。

アートコレクションとしてはもちろん、音楽好きの方への贈り物にもおすすめです。

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