2025-08-09

ラウル・デュフィ「『植物誌』より ライラック」

ラウル・デュフィ 植物誌 ライラック

詳細

作家:ラウル・デュフィ

作品名:『植物誌』より ライラック

年代:1951年

技法:ポショワール ed.241

イメージサイズ:30×23.5cm

額サイズ:52.3×41.6×0.7cm

サイン:無

プライス:Sold Out

作品について

20世紀フランスで活躍した画家、ラウル・デュフィ。

海や馬、明るい室内や音楽を題材とした情景などを軽快で明るい色彩で表現する作風で知られ、絵画だけでなく、版画、書籍の挿画、テキスタイルデザインをはじめとする多彩な作品を残しました。

こちらは、1951年に刊行された挿画本『植物誌(Pour un herbier)』に収録された一枚となります。

フランスの国民的女性作家、シドニー=ガブリエル・コレットによる植物を題材にした物語と、デュフィの水彩画に基づく挿画13点が収録された、限定241部の希少な豪華本です。

用いられたポショワール(Pochoir)という技法は、合羽版や型紙摺りとも呼ばれる古くからの孔版技法のひとつ。

くり抜いた金属板の孔に刷毛を用いて彩色するステンシル製法のことで、像の反転しない版画を刷ることができる点が特徴です。

複雑な工程と技術を要するため、『植物誌』では、ポショワールの名刷り師と呼ばれたダニエル・ジャコメが製版を手掛けました。

紫から青にかけての色の移ろいが美しい、可憐なライラックの花。

デュフィらしい爽やかな絵柄と、ジャコメの卓越した製版技術によって生まれた、春を感じるやわらかな香りが漂ってくるかのような秀作です。

幅1.2cm程のシンプルなダークブラウンの木製額に入っています。

年代物の額のため、微細な小傷などの使用感はございますが、展示上ほとんど気にならない程度の美品です。

『植物誌』内に二つ折りで収録されていたシートゆえ、版面裏側にはテキスト部分がそのままの状態で折り込まれています。

額の裏板を外せばご覧いただくことも可能です。

アートコレクションとしてはもちろん、大切な方への記念に残る贈り物にもおすすめです。

関連記事