2024-09-12

パブロ・ピカソ「『ピカソのスケッチブック ラ・カリフォルニの手帖』より アトリエⅠ」

パブロ・ピカソ ピカソのスケッチブック ラ・カリフォルニの手帖 アトリエⅠ

詳細

作家:パブロ・ピカソ

作品名:『ピカソのスケッチブック ラ・カリフォルニの手帖』より アトリエⅠ

年代:1960年

技法:リトグラフ ed.1000

イメージサイズ:27×42cm

額サイズ:36.5×51.5×2cm

サイン:無

プライス:お問い合わせください

作品について

スペインの巨匠・ピカソによる、リトグラフ作品です。

木々の見える大きな窓のある室内。

鳥や頭部の像、キャンバスを載せたイーゼル、椅子や展示台など、様々なものが所狭しと置かれています。

こちらは、ピカソが1955年から1956年にかけて描いた素描をリトグラフ刷りで復刻した限定部数の版画集『ピカソのスケッチブック ラ・カリフォルニの手帖(PICASSO’S SKETCHBOOK・LE CARNET DE LA CALIFORNIE)』に収録された一枚です。

シート上部のスパイラル綴じもそのまま再現され、まさにピカソの画帖から取り出したばかりのような臨場感を感じさせます。

当時70代のピカソは、南仏・カンヌ郊外のラ・カリフォルニの邸宅を手に入れ、別荘兼アトリエとして使用していました。

自身のアトリエ風景を描いた作品を数多く残しましたが、同じ室内を題材にしながらも、色遣いや密度はそれぞれに多種多様です。

対象を一度解体し、画面上で再構築する、ピカソ作品の真髄が表れた本作。

おおらかな線描と明るい色彩は、時代を超えて見る人々を前向きな気持ちにさせてくれることでしょう。

幅2cm程の、ブラウンの木製額に入っています。

長い年月を受け継がれた版画のため、シートには若干のヤケが見られますが、展示上気になる程度ではなく、むしろ良い風合いになっていると感じます。

古い作品ならではの特性として、予めご理解くださいませ。

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