パブロ・ピカソ「セラミック展」

詳細
作家:パブロ・ピカソ
作品名:セラミック展
年代:1958年
技法:リトグラフポスター ed.500
シートサイズ:64.1×47.6cm
額サイズ:86.5×70×3cm
サイン:版上有
プライス:Sold Out
作品について
スペインの巨匠・ピカソのリトグラフポスターです。
1958年、ピカソはパリのメゾン・ドゥ・ラ・パンセ・フランセーズにて「セラミック展」を開催しました。
本作は個展の告知用に画家自身が制作した500部限定のオリジナル・ポスターで、刷りはパリの老舗・ムルロー工房によるものです。
ピカソは1940年代半ばに南仏の町・ヴァローリスを訪れたことをきっかけに、陶芸へ強い関心を持つようになります。
陶芸家ジョルジュ・ラミエが運営する工房マドゥーラにて、陶工たちの協力を得ながら熱心に制作に励む日々。
そうして、彫刻と絵画の両方の要素を兼ね備える陶芸の世界においてもピカソの才能は開花し、実に3000点を超える作品を生涯に残したのでした。
こちらのリトグラフポスターでまず印象的なのは、顔の絵付の大きなお皿。
グリーンとブラウンで飾られた縁取りは、まぶしい太陽の光を思わせます。
無邪気な子供のようなのびのびとした表現が、実にピカソらしい絵柄です。
展覧会の名称や会期などの文字情報もすべて手書きでデザインされており、告知用ポスターに対しても作品同様に熱意を注ぐピカソの姿勢が窺える一枚です。
エレガントな装飾のある幅5cmのゴールドの額に入っています。
刃先ゴールドのマットと、ピカソのネームプレートが添えられた、高級感漂う仕上がりです。
よく見ると、額の角部分数か所に小さな欠けと補彩跡が見られます。
展示する上でほとんど気にならない程度と思われますが、年代物の額の特性として予めご理解くださいませ。
機械印刷のポスターとは大きく性質の異なるリトグラフポスターは、版画作品として十分にお楽しみいただける品質です。
ご自宅のコレクションとして、または店舗やオフィスのモダンな装いに、いかがでしょうか。