2025-04-20
モーリス・ユトリロ「トゥレルのカフェ」

詳細
作家:モーリス・ユトリロ
作品名:トゥレルのカフェ
年代:2001年
技法:リトグラフ ed.200
イメージサイズ:41.7×66cm
額サイズ:75.3×95.2×3.5cm
サイン:版上有
備考:ジャン・ファブリスの直筆サイン、及び発行元のエンボス有
プライス:お問い合わせください
作品について
長きに渡りパリの風景を描き続けた20世紀フランスの巨匠、モーリス・ユトリロ。
少年時代からアルコール依存症に悩まされたユトリロは、治療のためにほぼ独学で絵を描き始め、以後「白の時代」、「色彩の時代」など幾度かの作風の変遷を辿りながら、数々の名作を残しました。
こちらは、1935年頃に描かれた油彩画《トゥレルのカフェ》(サノワ市立ユトリロ美術館蔵)を原画に、ユトリロの著作権継承者ジャン・ファブリス監修のもと、パリの老舗・ムルロー工房(現・イデム)にて名刷り師レイモン・レオが制作したリトグラフです。
モンマルトルの街角が、ユトリロらしいタッチで詩情豊かに映し出されています。
外壁の文字や建物の窓を描く鮮やかな原色と、空や道を覆う寂しげなグレーの対比が魅力。
人々が道を行き交う、当時のフランスの情景を垣間見ることのできる絵柄です。
画面にはユトリロの版上サイン、マージンにはジャン・ファブリスの直筆サインと「MOURLOT」他、発行元を示すエンボスがございます。
幅5.5cm程のゴールドの額に、面金加工の施されたベージュの布マットが合わせてあります。
額には若干のアタリや小傷、補彩跡やテープ跡等の使用感がございますが、展示上ほとんど気にならない程度かと思われます。
額裏には来歴を示すギャラリーのシールが貼られています。
シートは全体に良好なコンディションです。
迫力のある大判サイズの作品は、上質な空間演出の主役にもおすすめです。
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