2025-04-01
田村雅紀「浮遊する月・惑星」

詳細
作家:田村雅紀
作品名:浮遊する月・惑星
年代:2022年
技法:石粉粘土・貝殻・木材・真鍮・油彩
サイズ:36×20×9cm
サイン:有
プライス:お問い合わせください
作品について
触手を伸ばす不思議な生命体。
からだから光のごとく放たれているのは、6つの美しい惑星です。
こちらは、鎌倉時代の不朽の肖像彫刻《空也上人立像》を創意の源として作られました。
「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えながら全国を行脚し教えを説いたとされる空也上人の像は、仏師・康勝が手掛けた口から6体の阿弥陀様が出現する姿によって広く知られています。
淡い色彩と曲線的なシルエットが心和む本作。
小さな扉の中には三日月が象徴的に浮かび、階段を上った先には神殿風の洞窟が広がります。
其処此処に散りばめられた細密な描写に心惹かれる、「祈り」や「救い」をテーマとした作品です。
古の名作をヒントに生み出された斬新なイメージは、現代の千手観音像にも似た神聖さを湛えて静かに私たちを見守り、包み込んでくれることでしょう。
三日月が浮かぶ扉は、開閉できる仕様となっております。
背面にリング状の金具が付いているので、細いピン等で壁掛けすることができます。
寝室や書斎での静かなひと時の演出に、または個性的な空間作りのポイントに、どうぞお楽しみくださいませ。
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