2024-08-09
舟越桂「眠りの街のスフィンクス」
詳細
作家:舟越桂
作品名:眠りの街のスフィンクス
年代:2008年
技法:ソフトグラウンド・エングレーヴィング・ドライポイント ed.25
イメージサイズ:30.5×25cm
額サイズ:79×64.5×2.6cm
サイン:有
プライス:Sold Out
作品について
現代日本を代表する彫刻家・舟越桂。
生涯に渡り一貫して人物像を追求し、生み出された写実を超越する神秘的な作風は、国内外で高く評価されています。
本作は、2004年以降、舟越作品に繰り返し登場するようになる古代神話の怪物「スフィンクス」を題材としたシリーズからの銅版画(混合技法)です。
両性具有の身体と長く垂れ下がる耳を持つ怪物は、舟越桂にとって、我々人間を監視・観察し、また自らをも見つめる存在であると言います。
一連の作品群は、スフィンクスの眼を通して「人間の在り方」を問いかけることを主題としているのです。
色とりどりの線が集積し出現した「眠りの街のスフィンクス」。
視線は鑑賞者である私たちを通り越し、もっとその先にある普遍的な物事を捉えているかのようです。
彫刻家ならではの骨格を意識したタッチ、光と闇を感じさせる独特の色遣い。
一目見たら記憶に残る、静謐で心象的な世界観です。
マージンに作家直筆サインとエディション番号の記載のある、限定部数の少ない大変希少な作品です。
幅1.2cmほどのシンプルな木製額に入っています。
絵柄を引き立てる、すっきりとした仕上がりです。
2024年に惜しくも世を去った世界的アーティストによる名作を、アートコレクションやオフィスの上質な彩りにいかがでしょうか。
関連記事