2024-06-25

舟越桂「緑のスフィンクス」

舟越桂 緑のスフィンクス

詳細

作家:舟越桂

作品名:緑のスフィンクス

年代:2008年

技法:ソフトグラウンド・スピットバイト・ドライポイント・エングレーヴィング・スチールウール・アクアチント ed.25

イメージサイズ:40.5×31cm

額サイズ:73.5×62.7×2cm

サイン:有

プライス:Sold Out

作品について

現代日本を代表する彫刻家・舟越桂。

生涯に渡り一貫して人物像を追求し、生み出された写実を超越する神秘的な作風は、国内外で高く評価されています。

本作は、2004年以降、舟越作品に繰り返し登場するようになる古代神話の怪物「スフィンクス」を題材としたシリーズからの銅版画(混合技法)です。

両性具有の身体と長く垂れ下がる耳を持つ怪物は、舟越桂にとって、我々人間を監視・観察し、また自らをも見つめる存在であると言います。

一連の作品群は、スフィンクスの眼を通して「人間の在り方」を問いかけることを主題としているのです。

まっすぐに前を向く「緑のスフィンクス」。

視線は鑑賞者である私たちを通り越し、もっとその先にある普遍的な物事を捉えているかのようです。

彫刻家ならではの骨格を意識したタッチ、透き通るような美しい発色。

一目見たら記憶に残る、静謐で心象的な世界観です。

マージンに作家直筆サインとエディション番号の記載のある、限定部数の少ない大変希少な作品です。

シンプルな黒い木製額に入っています。

表面はガラス板で保護されていますので、展示の際にはご注意の上でお取り扱いくださいませ。

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