2025-08-09

広乃「桃とナッツと蜂」

広乃 桃とナッツと蜂

詳細

作家:広乃

作品名:桃とナッツと蜂

年代:2020年

技法:紙に色鉛筆・水彩

イメージサイズ:14.8×21cm

額サイズ : 25×31.2×2.5cm

サイン:有

プライス:Sold Out

作品について

桃   Pesca
ナッツ Nocciole, Mandorle
蜂   Bombus Latreille

桃とナッツが置かれ、周囲を蜂たちが舞う、いにしえの博物図譜を思わせる作品。

色鉛筆と水彩絵具で描き出されたそれぞれの対象は極めて精緻で、真に迫りながらも時が止まったような静寂が画面を包み込んでいます。

広乃は、本作を含む一連の生物学的シリーズについて、16世紀フランドルの画家、ヨリス・フーフナーヘルへの敬愛が根底にあると語ります。

後世の博物画にも大きな影響を与えた巨匠が時を超えて遺した作品をじっくりと研究し、現代に生きる自身の軽やかで洗練されたセンスを加えて描いた美しい一作です。

フルーティな香りが漂ってきそうな桃、硬質な手触りをリアルに感じ取れるナッツ、耳元をくすぐる羽音さえも聴こえてきそうな蜂。

西洋美術において忘れることのできない「メメント・モリ」の精神が、細密な手仕事の隅々にまで映し出されています。

画面右下には画家のモノグラムサインがございます。

赤みのあるブラウンのナチュラルな木製額を合わせました。

壁掛けが基本ですが、棚などに立て掛けて飾ることもできます。

ご自宅の落ち着きある彩りに、または大切な方への贈り物にもおすすめです。

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