2023-05-26

アンリ・マティス「『アンリ・マティス デッサン 1936』より ティアラをつけて横たわる婦人」

マティス デッサン集

詳細

作家:アンリ・マティス

作品名:『アンリ・マティス デッサン 1936』より ティアラをつけて横たわる婦人

年代:1936年

技法:オフセット

イメージサイズ:15.4×26.3cm

額サイズ:33.6×44.7×1.7cm

サイン:版上有

プライス:Sold Out

作品について

フランスが生んだ20世紀最大の巨匠のひとり、アンリ・マティス。

当時誰もを驚かせた大胆な色遣いによって「色彩の魔術師」と称され、フォーヴィスム時代の代表作や晩年の切り絵シリーズなど、記憶に残る数々の名作を残しました。

こちらは、フランスの出版社カイエ・ダールより刊行された作品集からの一枚です。

マティスの素描を元にした挿画が収められ、文筆家クリスチャン・ゼルヴォスによるテキストと詩人トリスタン・ツァラの詩が併せて寄稿された豪華な内容の書籍です。

官能的で優美な女性像をテーマに描いた、マティス自身が監修・装丁を手掛けるこだわりの豪華本で、復刻版ではなく本オリジナル版は今では大変入手が難しくなっています。

甘えるような眼差しを向ける女性。

横たわる仕草や衣装、装身具の描き方には、必要最低限でありながら実に的確なデッサン力を見て取ることができます。

古い年代の作品のため、シートには若干のヤケやシミなどの経年変化が見られます。

マティスが生きた時代から受け継がれたものの味わいとして、ご理解くださいませ。

幅3.8cmほどのゴールドの額に、アイボリー味がかったマットを合わせてあります。

渋めのゴールドはどちらかというと銅色などのブラウン系にも感じられ、派手さのない落ち着いた印象です。

リビングや書斎の上質な装いに、あるいは大切な方への贈り物に、おすすめの作品です。

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