2025-12-03

鬼坐像

鬼坐像

詳細

種別:アンティーク

品名:鬼坐像

国:日本

素材:木に手彩

サイズ:20.5×19×14cm

プライス:Sold Out

作品について

古来より民話や伝説などに登場し、諸悪の代名詞として人々に恐れられてきた「鬼」。

起源を辿れば、中国から伝来した「死者の霊魂」を表す概念で、仏教において災いをもたらす存在である「邪鬼」の姿形が、今に広く伝わる鬼のイメージの原型になったと言われています。

角に牙、しばしば金棒を持ち、厳めしい形相で威嚇する姿が通例ですが、本作の佇まいはなんともユニーク。

手にした鏡に映る醜い姿を嘆いた鬼が、自身のアイデンティティとも言える角を折っている場面です。

「鬼も角折る」のことわざになぞらえた造形でしょうか。

悪人だった者も何かの拍子に善の道に進むことがある、という言い習わしは、欲深き者が死後に餓鬼道に落ちるものの、いずれは救済されるとする仏教の教えに通じるところがあります。

たっぷりとした体つきと満面の笑い顔に、どこか憎めない愛嬌を感じる逸品です。

正確な制作年代は定かではありませんが、コンディションから判断し、相応の時を経た年代物だと判断しております。

一木を彫り進めたヴォリューム感が魅力。

側部から底部にかけて生じた亀裂には、ごく繊細で丁寧な直しが施されています。

全体に小傷や彩色のスレ、落としきれない汚れ等の経年変化がございます点、予めご了承くださいませ。

向き合えば、些細な悩みも豪快に笑い飛ばしてくれそう。

希少な古美術のコレクションに、またはご自宅やショップの個性的な空間演出に、いかがでしょうか。

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