2025-11-03

ソロヴェツキーの聖ゾシマと聖サワッティー ロシアイコン

ソロヴェツキーの聖ゾシマと聖サワッティー ロシアイコン

詳細

種別:アンティーク

品名:ソロヴェツキーの聖ゾシマと聖サワッティー ロシアイコン

国:ロシア

年代:17-19世紀頃

技法:木に彩色

イメージサイズ:35.4×28.5×2.2cm

額サイズ:54.8×47.5×7.5cm

プライス:お問い合わせください

作品について

ロシアの聖人、聖サワッティーと弟子の聖ゾシマを描いたイコンです。

15世紀、二人は北ロシアにソロヴェツキー修道院を建立します。

修道院は16世紀に至るまで白海沿いを中心に領土を広げ、様々な製品の加工と販売、さらには貿易を展開しながら政治経済の拠点として華咲かせ、ロシアで最も影響力のある聖地へと成長を遂げました。

16世紀以降は石造りの堅牢な外壁を活かした要塞に、また20世紀に修道院が閉鎖されてからはソビエト連邦の強制収容所に姿を変え、多くの人々が命を落とす悲しい歴史が重ねられたという側面も併せ持ちます。

修道僧の衣を着てソロヴェツキー修道院を掲げ持つ伝統的な図像は古くから人気があり、修道院内に設けられたイコン工房にて多くの板絵が生まれました。

水辺に立つ二人の聖人と、上部に祝福するキリストを描いた本作もまた、過去の作例を忠実に踏襲した構図です。

建築や衣の装飾などの細部描写への関心が、簡略化した部分との対比によって際立って感じられます。

非常に古い板絵のため、木材の反りや小傷、虫喰い跡、彩色の浮きやスレ等の経年変化が見られます。

背面には反りを防ぐための桟が取り付けられています。

ブラウンの木製額にワインレッドのベルベットマットを合わせた仕上がりです。

額も年代物のため、キズやスレ等が見られます点、古いものの持つ味わいとして予めご理解くださいませ。

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