2025-11-02
エルサレム入城 東欧イコン

詳細
種別:アンティーク
品名:エルサレム入城 東欧イコン
国:東ヨーロッパ
年代:18-19世紀頃
技法:木に彩色
イメージサイズ:7.8×7×1.1cm
額サイズ:20×19×3.7cm
プライス:Sold Out
作品について
ロバに乗ったキリストが、イスラエルの王として城塞都市エルサレムに向かう、福音書で語られた場面を描いた小型イコンです。
目的の地が近づくと、キリストは弟子たちに、自らの死と甦りを予告します。
「エルサレム入城」は、各地で教えを説いて奇蹟を示す日々が終わり、受難と復活が始まる重要な日として、正教会における十二大祭のひとつに認定されています。
白い子ロバの背に腰を下ろし、そっと弟子たちの方を振り向くキリスト。
右手に祝福の印相を結ぶ姿には、近く待ち受ける出来事を受け入れ、人々を救済へと導く神の子としての尊厳が滲み出ています。
画面右側に見えるのは、エルサレムの城と、手招きしながらキリストを迎え入れる群衆の内のひとりです。
手のひらに収まるほどの小さな本作を常に肌身離さず懐に抱き、信仰の灯火を消すことのなかったかつての所有者に想いを巡らせながらお楽しみください。
非常に古い板絵のため、木材の小傷や亀裂、彩色のスレや剥落等の経年変化が見られます。
彫り飾りのあるダークブラウンの木製額に、ワインレッドのベルベットマットを合わせた仕上がりです。
額は、イコンの世界観を元に制作した、嶋田製作所による上質なオリジナルフレームです。
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