2025-07-05
ハトの図版

詳細
種別:アンティーク
品名:ハトの図版
国:ドイツ
年代:1897年
技法:リトグラフ
シートサイズ:24×30.6cm
額サイズ:38.2×45.1×1.7cm
プライス:お問い合わせください
作品について
ドイツ・ライプツィヒにて出版の『マイヤー百科事典』に収録された、カラーリトグラフ刷りの図版です。
『マイヤー百科事典』は、出版業を営んでいたヨーゼフ・マイヤーによって、1840年から1852年にかけて初版が刊行され、『ブロックハウス百科事典』と並ぶドイツ有数の事典として広く知られています。
上部に書かれている「TAUBEN」とは、ドイツ語で「ハト」の意味。
本作では、日本でも馴染みのある種から、見たこともない珍種まで、全24種のハトたちがキャプションと共に紹介されています。
画面上部に煙突や木々が見えることから、描かれている場は家屋の屋根の上なのかもしれません。
それぞれの個体は精緻を極めた写実表現でありながら、ありとあらゆる種類が一か所に集合する場面設定は非現実的でユニークです。
ツヤのある毛並みやキョトンとした表情など、事典ならではの観察眼に基づく真に迫る描写には、資料や書物を超えた版画作品としての高いクオリティを感じます。
幅3.8cmほどの落ち着いたゴールドと黒のフレームに、ベージュのマットを合わせました。
130年近い年月を経た古い図版のため、ヤケや細かなシミが生じています。
中央の折れ目は、書物に二つ折りで収められていたことによるもので、ダメージではございません。
アンティークコレクションや、個性が光る空間演出のアイテムに、いかがでしょうか。
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