2025-05-13
弘法大師坐像

詳細
種別:アンティーク
品名:弘法大師坐像
国:日本
素材:木に手彩・金属
サイズ:9.8×10×7cm(厨子を開いた状態)
プライス:Sold Out
作品について
平安時代に実在した僧侶、弘法大師・空海。
修行を続ける中で密教の経典『大日経』と出会い、遣唐使の留学僧として中国・唐に渡り密教を学んだ後、日本で真言宗を開いて布教活動に尽力したことで知られています。
本作は、高さ10cm足らずの小さな厨子に収められた木製の坐像です。
右手に五鈷杵(こんごうしょ)、左手に数珠を持つ典型的な姿で、目を閉じて瞑想する表情は慈悲深く穏やか。
弘法大師像は実に3cm程の極小サイズ。
人柄までも滲み出る顔立ちや衣紋の流れに至るまで、大変精緻に彫刻されています。
坐像は厨子内部に固定されており、取り外しはできません。
正確な制作年は定かではありませんが、おそらく江戸期頃の作ではないでしょうか。
とても古い木彫のため、随所にキズや彩色の褪色、金属のサビや落としきれない汚れ等の経年変化が育っています。
台座の一部には後世の直しがあるように見受けられます。
椅子型の台座の一部が欠損している他、おそらく当初はあったと思われる厨子の留め具も今はございません。
観音式の厨子の扉には歪みや引っ掛かりが見られます。
長い年月を経て現代に受け継がれたアンティーク品の味わいとして、予めご理解くださいませ。
宗教系アンティークや古美術のコレクション、自宅のご仏壇やお部屋の個性的な空間演出用に、いかがでしょうか。
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