2025-04-24
菩薩立像

詳細
種別:アンティーク
品名:菩薩立像
国:日本
素材:銅に手彩
サイズ:20.3×6.2×5cm
備考:装飾品は含みません
プライス:Sold Out
作品について
彩色仕上げが施された、古い銅製の仏像です。
宝冠を被り、両手を上下に合わせる「梵篋印(ぼんきょういん)」を結んだお姿。
特徴的なポーズから、おそらく長野県善光寺の本尊として祀られる阿弥陀三尊像の両脇侍に倣うものではないかと考えられます。
死者が浄土へ旅立つ際、阿弥陀如来の来迎を先導する役目を負うのが、脇侍の観音菩薩と勢至菩薩です。
「善光寺式」と呼ばれる表現様式においては、宝冠のデザインによってどちらの菩薩かを見分けるのが通例ですが、本作にはいずれかを特定する手掛かりは見られません。
ふっくらと優し気なお顔立ち。
重ねた掌の中には、真珠の薬箱があると言い伝えられています。
王子時代の釈迦をモデルとした菩薩像ならではの、華やかで優美なオーラが漂う造形です。
正確な制作年代は定かではありませんが、コンディションから判断し、相応の年月を経た古い仏像だと思われます。
小傷や塗装の剥落、金属のサビや落としきれない汚れ等の経年変化がございます点、予めご了承くださいませ。
コレクションとして、またはご自宅のご仏壇や、お部屋の個性的な空間演出に、いかがでしょうか。
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