2024-08-28

キツネの図版

キツネの図版

詳細

種別:アンティーク

品名:キツネの図版

国:フランス

年代:1880年

技法:木口木版

イメージサイズ:11×16.5cm

額サイズ:34.3×25.6×2cm

プライス:お問い合わせください

作品について

1880年フランスにて出版された書物に収められた挿画です。

ネコかタヌキのようにも見えるこの動物、版面下部の「LE RENARD」というフランス語の文字から、キツネであることが分かります。

場面は、獲物の鳥を仕留めた瞬間。

こちらをまっすぐに見つめるキツネの表情はどことなく微笑んでいるようにも見え、狩りの成功を誇らしげに示しているのかもしれません。

銅版画に近い極めて緻密な描写は、おそらく木口木版の技法によるものでしょう。

細かなハッチングの加減によって明暗が生まれ、臨場感のある場面が描き出されています。

画面左下には、「YM」という作り手の署名がございます。

書物のテキスト部分は活版印刷で刷られたもの。

挿画の裏面に刻まれた活字が、うっすらと味わい深い凹凸を見せています。

140年以上もの年月を経たシートには、ヤケやシミなどの経年変化が育っています。

こうしたコンディションも含めて、アンティーク品ならではのロマンとしてお楽しみいただければと思います。

額は、木工作家・時松宏樹の手掛けた一点もののオリジナルフレームです。

錆びた金属を思わせるダークグレーのカラーが、作品の雰囲気と調和しています。

表面保護はガラス板となっております。

エイジング処理を施したフレームのため、塗装の剥落や下地の露出の可能性がございます。

古いものの風合いをテーマにしたフレームの持つ特性として予めご理解くださいませ。

アンティーク図版のコレクションとして、またはお部屋や店舗の個性的な装飾に、いかがでしょうか。

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